祝!3周年
今年も無事5月1日を迎えることができました。私の行政書士開業の日です。満3年がたちました。これもひとえに、日ごろ関わってくださっている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
地域・社会とつながることを、ずっと考えています。私の仕事は、日本全国で争いが絶えない「相続」を、円満に迎えていただくために、ご相談いただくご家族に応じた最善・最幸の対策をご提案すること。そして、そういった対策に、できるだけ早くから取り組んでいただくために、その必要性に気が付くきっかけを作ること、です。
特に、後者に関しては、この1年、「相続漫才」という全国でも私の事務所でしかやっていない取り組みを、毎月コツコツ続けることができました。だいじなことを、楽しく明るく。どうしても暗くなりがちな相続の話題を、大笑いしながら考えていただく。まだまだ認知度は大したことはありませんが、このつぼみは、いつか大輪の花を咲かせ、世の中の相続に対するネガティブなイメージを、180度転換してくれるだろうと確信しています。
そうです。相続漫才によって、あかりテラスが有名になってくれればいいなともちろん思っていますが、そんなことより、その何百倍も、何千倍も、世の中で相続に前向きに取り組む人が増えてほしい、家族に明るい未来を残すためには自分の相続をちゃんとやらなきゃいけないとたくさんの人に気が付いてほしい、そう切に切に願っています。
地域に根を張ることも始めました。事務所のある小学校区の方々と協力して、子ども食堂の運営に携わっています。もともとご近所同士の付き合いが希薄になっている昨今、コロナ禍で地域の交流はさらになくなりました。その地域のつながりを取り戻すことは、喫緊の課題だと考えています。人は決して一人では生きていけません。いざというときに自分を助けてくれるのは、人のつながりです。この子ども食堂では、おいしい食事の提供とともに、地域の子どもから高齢者までさまざまな世代の人同士が触れ合える遊びや体験を通じて、地域の輪を育んでいます。
また、地域の福祉関係の方々と連携して、地域の高齢者にオンラインのビデオ通話ツール「ZOOM」を教え、さらに、毎月、ZOOMを使った相続の授業を実施しています。事務所のすぐ近くに住む方々とつながり、地域のお役に立つ事務所でありたいと思います。
さらに、これから力を入れていくのは、「遺贈寄付」です。いま、お金の使い道の選択肢として、「寄付」が注目されています。クラウドファンディングが好例です。自分が応援したい人や団体、活動に、お金を寄付して、社会に貢献する。そんな善意の交換が盛んな、温かい世の中にこれからますます変わっていくと思います。
そういう時代の雰囲気と、きっとマッチすると思うのが、遺贈寄付です。遺贈寄付というのは、遺言で好きな個人・団体に財産を贈る寄付のことです。遺言でだれかに財産を残す場合、これまでは、渡す相手は、家族の中のだれか、というのが普通でした。これからは、家族にも残して、さらに、家族以外に応援したい個人・団体にも財産を寄付するという遺贈寄付に賛同してくださる方が増えるといいなと思っています。遺贈寄付の仕組みを、より多くの方々に知っていただき、実際にそういう遺言を残していただくためのPR活動を実施していきます。
お仕事でかかわるお客様に最善を尽くすのは当然ですが、お仕事以外の活動をどれだけ充実させることができるか。私の行政書士4年目は、地域・社会に深くアクセスすることが目標です。