祝1周年🌷
「令和」という新しい時代が幕を開けた2019年5月1日。同じ日に、弊所も産声を上げました。あれから1年。「いろいろやってきたなあ」。これが今の率直な感想。まさに、挑戦し続けた1年でした。
以前も書いたように、「なぜ行政書士を始めるのか」という確たる理由はなく、なんとなく、ただ、自分の性に合っているような気がしたのと、困っている人の役に立てるかもしれないという淡い予感と。ほかに選択肢はありませんでした。なぜか「この道しかない」という根拠のない確信だけはありました。
出身地でもない場所での開業。何とか、自分の顔を覚えてもらわねば、と、「ほほ笑み通信」を1戸1戸配って歩き、セミナーや相談会を主催し、異業種の交流会にも参加しました。あまり社交的ではない性格もあり、ネットワーク作りは確かに大変でした。
でも、「実り」はデカかった! 素晴らしいご縁を数多くいただき、自分の宝となりました。
いつも「次は何しよう」と考えていました。それが、とても楽しかった。失敗もたくさんしたけど、それも肥やしにして、「じゃあ次はこうしてみよう」と新たな策を練る。そして、やってみる。このプロセスが楽しかった。
依頼者から相談を受け、お話をじっくりお聞きし、解決の糸口を一緒に探し当てられたとき。依頼者の、最初どこか淀んでいた声が、伏し目がちな表情が、ぱっと視界が開けて、心穏やかになられる瞬間。このときほどうれしいことはありません。
時は新型コロナウイルス禍。開業当時、1年後に、まさか、日本が、世界がこんな苦しい状況になっているとは夢にも思いませんでした。でも、似たようなことは、私のわずか40余年の人生においても、幾度もありました。歴史を振り返ると、まさか、まさかの繰り返し。むしろそれが当たり前といえるかもしれません。
緊急事態宣言はいずれ解除されるかもしれませんが、「コロナ」はきっと終わらない。コロナのある生活がずっと続くと思います。それに対応して、時代は変わります。新たな時代がやってきます。そう覚悟を決めて、新たな時代の、新たな自分の人生をプロデュースすること。それが、今われわれがしなくてはいけないことだと思います。
最近はやりの「STAY HOME」に引っ掛けて、スティーブ・ジョブズの「STAY HUNGRY,STAY FOOLISH」。2年目のはなむけに自分自身に贈る言葉です。